パーツごとのチェックポイント・液晶モニター

パーツごとのチェックポイント・液晶モニター

液晶モニターは目立つ部分ですので、中古PCショップ側もそれなりに気をつかってくれます。大きな問題があれば張り替えてくれていることが多いでしょう。それを考えるとトラブルは少ないはず……と思われるのですが、実際にはユーザーからの不満の声がよく聞かれます。
実は、その張り替えに問題があるケースがあるのです。最近はフルHD(解像度1920×1080)が当たり前になってきていますが、1920×1080の液晶モニターがすべて同じというわけではありません。
「グレード」というものがあるのです。
仕入れ時に液晶モニターに欠損があり、張り替えをしているのですが、さて、どんな液晶モニターで換装したのか、という点が問題になります。
ここでは液晶モニターの「目利き」になれるよう、そのグレード=品質レベルのチェックポイントを押さえます。
 

まずは初歩・わかりやすい問題点

グレードの話の前に、液晶モニターの不良で、有名かつわかりやすいものを先に見ておきましょう。
 
  • ドット落ち
光らないLCD(液晶)があることを「ドット落ち」といいます。映像で何が表示されようが、じっと動かずにいる黒い点が見られます。そこだけを修理することはできませんので、がまんできない場合はモニターそのものを取り替えるしかありません。
  • 輝点
ドット落ちの反対に、決まった色で光りっぱなしになっているLCDがあるとき、そのLCDを「輝点」といいます。ひとつでもあると、意外と気になるものです。これもピンポイントで修理することができず、モニター丸ごと交換するしかありません。
 
これらの不良は、メーカー側の製造段階におけるエラーと品質管理の不十分さが原因で表に出ます。大手メーカーの製品では少ないと言えるでしょう。逆に廉価版のパーツを供給するサードパーティー製のものに、若干高い頻度で見られます。
 
「最初から期待しない」という逆転の発想もアリ
 自宅やオフィスに据え置きで使うケースに限られますが、中古ラップトップPCの液晶モニターには最初から期待せず、外付けモニターを別途購入して、そちらに出力するように設定するという方法もあります。たいていのラップトップPCには外部モニターへの出力端子がありますので、そちらでつなぎます。ドライバーはネットでダウンロード・インストール可能でしょう。
余計に場所をとるというデメリットはありますが、画面を大きくできる、希望する表示クオリティを実現しやすいなど、メリットもあります。(「最初からデスクトップの中古PCにしておけ」という意見もありそうですが……。)
 
ドッド数だけじゃない! 液晶モニターの性能諸元
「グレード」の話に入ります。グレードとはつまり、品質等級です。上位グレードなら高価に、低いグレードなら安価になります。同じ解像度のモニターでも、そういったグレードのちがいがあるのです。
そのグレードを左右する要素を見ていきますが、素人が良し悪しを見分けるのがむずかしいものもあります。しかし、勉強していろいろなモニターを観察する経験を積めば、かならず役に立ちます。
以下のような要素があります。
 
1.階調表現力
微妙な色の濃さのちがい、白黒の濃淡を表示し分ける能力。

2.視野角
斜め方向から見たときの色や明るさの変化を抑える能力。180°に近ければ優秀。

3.グレアタイプとノングレアタイプ
窓から入る光や室内の照明が映り込みやすいタイプと反射を抑えるタイプ。
グレアパネルはバックライトからの光が表面で拡散しにくいため、高い色純度を得やすい半面、ユーザーや照明の形がはっきりと映り込みやすくなります。ノングレアタイプでは、照明を当ててもぼんやりと明るくなるだけで、表示への影響はあまりありません。

4.コントラスト比
コントラスト比が高いと黒が引きしまって見え、映画などの暗いシーンが引き立ちます。

5.ギラツブ感
液晶のツブツブ感。これが強いと、動きのある動画やゲームを見ているときの目の疲れに影響します。

6.応答速度
速い動きの映像に対する表示応答性の高さ。
 
これらのようなさまざまな要素が関連しあって、液晶モニターのグレードを左右しています。
最近のラップトップPC用の液晶モニターは、フルHD1920×1080の解像度をサポートするものが一般的になっていますが、価格を抑えるために表示性能のグレードは低めにされていることが少なくありません。廉価版モデルではほとんどが低グレードモニターでしょう。
逆に、Iiyamaはブラウン管のRGBモニターの時代から高品位の表示を誇っていましたし、シャープもこだわりすぎて会社を傾けたほどですから、これらのメーカー製の液晶モニターなら、高いレベルの表示性能が期待できるでしょう。
 
  • 液晶モニター・4種類の方式
さらに、現在、液晶は、大きく分けて、IPSパネルADSパネルVAパネルTNパネルという4種類の液晶方式があります。それぞれについて、特徴と長所・短所を見ていきましょう。
 
・IPSパネル
IPSパネルは、「目が疲れにくい」というのが特徴の、高品質な液晶です。
長所は、視野角が178度と広く、色味の変化が少ないこと、そして「ギラツブ感」とも呼ばれる液晶の粒状感がないことにあります。また、視認性が良く、「映像美」も表現しやすいため、液晶テレビにもこのパネルがよく使われます。
短所としては、応答速度がやや劣るのが難点でした。しかし最近は、オーバードライブ時(倍速モード)で5 msという高速モデルも出てきており、ゲームやスポーツなどの動きのある動画に対応するモデルも多く見られます。
 
・ADSパネル
ADSパネルは、IPSパネルとほぼ同じ作り方で生産されるのですが、IPSがJapan Display社とLG Display社の登録商標であることから、「IPS」と表示できないメーカーにより生産される製品です。厳密に言うと電界の利用法が異なっていますが、ほぼ同等の表示品位です。視野角は178°で、ギラツブ感の問題もありません「目にやさしい」液晶モニターです。
安価であることは長所と言えますが、品質管理が徹底していないメーカーの製品だとドット落ちや輝点の問題もありえます。
 
・VAパネル
VAパネルの最大の特徴はコントラスト比が高いことです。ほかの方式の3倍以上となる3000:1ほどもあります。このため「黒が引きしまって見える」ようになり、映像の暗いシーンの画面がとても美しく表現されます。20万円くらいの比較的高価格帯の液晶テレビにも採用されます。
視野角もIPSパネルと同レベルの178°です。
しかし欠点もあります。ギラツブ感があり、PCのモニターのように近くで見る場合は特に、不快感と目の疲れやすさという問題を起こします。動画やゲームに向いているモニターですが、ワープロや表計算など長時間の作業やブラウジングなどにはあまり向いていないと言えます。 VAパネルでは、LG社による「湾曲VA液晶パネル」もあります。大画面の左右両端ちかくの視野角を小さくする工夫がされたタイプで、ゲームや動画で迫力のある臨場感を表現できます。しかしギラツブ感に加えて、直線が正しく表現されない問題もあり、ワープロなどビジネス用途の長時間利用には向きません。
 
・TNパネル
TNパネルはもっとも安価な液晶モニターパネルです。1万円台の廉価版モニターは、大半がTNパネルになります。
安いのはけっこうなことなのですが、視野角は170°とほかの方式に一歩おとります。また、独特の黄色系の色味変化があり、表示品位は高いとは言えません。
しかしすぐれた点もあります。TNパネルは応答速度が高く、1msと非常に高速な製品もあります。またリフレッシュレート(画面の切り替えの速さ)も高いため、FPSゲームやFF系RPGなど動きの速い画面では残像感の軽減が期待できます。
 
液晶モニターには以上の4方式があります。結論的に言えば、PC向けモニターとしてはIPSパネルかADSパネルが向いているでしょう。しかし、動画視聴やゲーム専用と割り切るなら、VAパネルやTNパネルも選択肢に入るでしょう。
いずれにせよ、中古PC専門店ラップトップPCを買う際には、液晶モニターが換装されているかどうか、換えられているなら、どのようなグレードになっておりオリジナルと比べて劣ったものになっていないか、確認する必要があります。


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